まさかこんな日がやって来るとは

いつもブログをご覧いただきありがとうございます。この記事は、いわゆるお知らせというやつです。

 

デイリーポータルZで、ゲストライターとして記事を書く機会をいただいた。

dailyportalz.jp

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どうかみなさま。どうかみなさま、ご一読いただければ嬉しいです。

 

 

デイリーポータルZ、通称DPZ。ご存知のかたも多いと思うが、DPZは日本の老舗テキストサイトである。設立はいま調べたら、2002年。そうか、ということは多少タイムラグはあるにせよおれはこのサイトを中学生のころから見続けてきたことになる。毎日休まず数本の記事が更新されているが、おれが今まで読んできた記事の数はどれだけになるだろうか。

 

ライターたちの些細な関心ごとを起点として綴られる記事の数々は、決して誰かを不快にすることもない代わりに大して役立ちもしない。それでいてすべての記事が、確実に面白い。ゲラゲラと爆笑するのではなく、「よくもまあこんな記事が…」としみじみ面白い。この面白さは、記事の裏側にある、もはやムダとも思えるほど徹底したこだわりと圧倒的熱量の愛によるものだ。そんな良質の記事、いまどきなかなかネットで見られないぜ。しかもそれを書き続け、積み重ね、はや18年目。こうして唯一無二のポジションを確立したDPZは、広大なネットの海にじんわりと灯る綺羅星。老若男女に愛される日本インターネット界の最後の良心なのだ。

 

さらにDPZが素晴らしいのは、その記事作成ノウハウを惜しげもなく社会に還元していることだ。毎週金曜日に更新される「自由ポータルZ」という企画では、一般の読者から「DPZ的なノリの」記事を募集し、プロのネットメディア編集者がその記事に講評をつけてくれるのだ。これがめちゃくちゃためになる。


おれがこのブログをはじめたのは、人生で楽しかった瞬間をしっかり言葉で残しておこうというライフログ的な発想からだったが、畏多くもこの自由ポータルZに投稿してみたいという淡い想いも理由の一つだった。だって「面白い!」と評価されれば、憧れのDPZから講評つきで自分のブログへリンクが張られるんですよ。夢みたいな話じゃないですか。

 

さてここから唐突に、純度100%、混じりっけなしの自慢話になるので、せめて短く端的に記そう。恐る恐る初めて投稿した自由ポータルで、いきなり載った。もうこれで思い残すことはないなというくらい嬉しかったが、調子に乗ってもう一本投稿したらまた載った。有名漫画家の方にTwitterでシェアされたこともあり小さくバズった。もう天にも昇るような気持ち、これ以上はバチがあたるなと思った。思いながらも、評価という甘い果実に魅せられて、その後も投稿していたら奇跡的に載り続けた。

 

そしてあるとき。

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DPZの編集部の方からオフィスにお招きいただき、ゲストライターとして何回か記事を書いてもいいよー、ということになった。

 

本当に本当に、ただの自慢になってしまうが、率直に言って死ぬほど嬉しかったね。まさかおれの人生にこんな日がやって来るとは。だって子どものときから読んできた憧れのメディアに、一介のはてなブロガーのおれが記事を書かせてもらえるなんて。

 

そして書き上げたのが冒頭の記事。しつこくてすみません。どうか、ご一読いただけたら嬉しいです。担当編集の方から励まされ、おだてられ、宥めすかされながら、これまでで一番時間をかけて書いた全力投球の記事です(2本目のリンクのこと)。

dailyportalz.jp

 

これまで同様、自分の大好きなものを世に広めていくために、はてなブログも更新していく所存です。引き続きゆるゆるとご覧いただけませば幸いです。